Ray Ellis Orchestra And Chorus, The レイ・エリス / Big Voices,

Hi-Fi-Record2007-10-21

ユニークで大胆且つ巧妙なアレンジが魅力のアレンジャー、レイ・エリスがコーラスとビッグ・バンドを従えて録音した一枚。洒落た男女コーラスと、弾むリズムが瑞々しい。
それにしても、


The Big Voices, Big Bands, Big Songs, Big Sounds



なんて潔いタイトル!
「Big Voices」と言ってもキンキン大声で歌ってる訳でなく、「Big Songs」と言っても曲が長い訳でもない。本アルバムでは「Skyliner」「Brazil」などの名曲を楽しくスマートに演奏している。タイトルにある「Big」は「大らかな」「豊かな」という意だろう。


「大は小を兼ねる。」「大きいことは良いことだ。」と、人は言う。


ジム・オルークもカヴァーした、バート・バカラック「サムシング・"ビッグ"」は最高だし、プロフェッサー・ロングヘアーの「"ビッグ"・チーフ」なんかは、"ビッグ"と呼ぶに相応しい曲。

他には
包丁人味平」など多くの人気(?)漫画の原作を書かれた"ビッグ"錠先生。コーエン兄弟の「"ビッグ"・リボウスキー」。
「オラ、東京さぁいって、"ビッグ"になるんだぁ!」(※日本で最初のヒップホップ、吉幾三「オラ東京さ行くだ」歌詞より)。


適当に"ビッグ"の付くものを並べてみたけれど、全部ご存じですか?


「全部知ってる!」そんな貴方は"スモール"・サークル・オブ・フレンズ。


ビッグ錠で思い出したのが、牛次郎×ビッグ錠「スーパー食いしん坊」。そういえば「喰いしん坊」(土山しげる作・漫画ゴラク連載中)という漫画がハイファイで人気沸騰中。
あ〜、お腹空いてきた。間食って"ビッグ"になるのわかっていても、なかなかやめられませんよね。(藤瀬俊)


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