Pete Fountain ピート・ファウンテン / I’ve Got You Under My Skin

Hi-Fi-Record2007-11-16

最近、渋谷の駅前の大きいモニターでは「アンダー・ワールド」の来日ライヴのコマーシャル映像がよく流れる。
それにしても「アンダー」っていうと、普通多くは「影」「陰湿・陰気」「インティメイト」「ダークサイド」というイメージだと思う。


ヴェルヴェット・アンダー・グラウンド。
アンダー・テイカー。
ゴーイング・アンダー・グラウンド。
アンダー・ウェア。
アンダー・スロー。


「アイヴ・ゴット・ユー・アンダー・マイ・スキン」


いろいろ「アンダー」はあるけれど、「貴方を肌の下に包むわ」この「アンダー」の使い方(名詞じゃないけど)が好きだ。深い愛情について、こんなアヴァンギャルドな想像を働かせたのは、作詞作曲のコール・ポーター


邦題は「あなたはしっかり私のもの」


歌詞を読むと「私」と「あなた」の入れ替わった「私はしっかりあなたのもの」ともよめる、ちょっとストーカーちっくな思い込みの激しい歌だったりする。


思い込みは時として大事だ。それはわかる。


だけど、こんなの僕の知ってるピート・ファウンテンじゃない!


本日の一枚は「ピート・ファウンテン=ほんわかディキシー・ジャズ」という、"あるある"な思い込みを大きく裏切った、"想定外"の若くてナイスなアレンジを連発する異色の内容。


ノーザンソウル風に仕立てたポジティヴなアレンジが最高な「 I've Got You Under My Skin」に、ぼかぁ惚れたよ! 


※注 "あるある"、"想定外"などの人気ワードでアクセス数アップを目論んでみました。たまには、裏で画策してみたりすることも"あんだぁ〜"よ、なんて。(藤瀬俊)


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