Travis, Shook And The Club Wow / The Essential

Hi-Fi-Record2007-11-23

のちにインクレディブル・カジュアルズを結成する
ボストン周辺のロッカー2人。


NRBQ周辺の重要人物として
ファンには知られている存在だが、
そんなことはごく一部だけのこと。


問題は
この素敵にひねくれたアルバムが
何の前情報もなく聴いたひとを
強烈に惹きつけてしまうことだ。


とびきりアンノウンな
極上グッドタイム・ミュージック。


また、
NRBQのトム・アルドリーノにとっては
このアルバムが
プロとしての初のスタジオ・レコーディング。


この年、
19歳の彼は
ニューヨーク州のソーガティーズにあった
NRBQハウスを訪れ、
そのままドラマーとして
メンバーと家族同様の合宿生活を送る。


その初っぱなに
おそらくテリー・アダムスに
わけもわからないまま連れてゆかれたセッションなのだろう。


チャンドラー・トラヴィスが「よお」といぶかしげに
ティーヴ・シュックはクールに「やあ」と横向きで
トムに挨拶した態度そのままが
ジャケに表れているように思える。(松永良平


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