Steve March スティーヴ・マーチ / Lucky
ハイファイのスタッフが日替わりで書き続けている当ブログ。
そろそろ2年ぐらいかと思ったら，
偶然にも今日で600日目。
明日書くひとは
601番目の栄誉となります。
パチパチ，前祝い。
で，600回も続いてくると，
今日書こうとしているレコードのことも
以前に誰かが書いてやしないかと不安になることも
少なくない。
もちろん
テーマが違えば
同じレコードを採り上げたってかまやしないのだけど。
70年代にただ一枚だけアルバムを残した
ピアノ系シンガーソングライター，
スティーヴ・マーチ。
彼のアルバムも
ずっとハイファイでは売り続けているから，
いつかどこかで書かれていても不思議ではなかったが，
今日の今日まで俎上には乗らず。
めでたしめでたしでした。
スティーヴ・マーチのことを
最初はベン・フォールズみたいだと
ぼくは書いていた。
知った時代がベン・フォールズ華やかなりしころだったから。
最近，
大江田さんが
男性版のアリー・ウィリスみたいでもあると
コメントを書き加えていた。
アリー・ウィリスの泣けるほど美しいソロ・アルバム
「チャイルドスター」と
スティーヴ・マーチの「ラッキー」が
大江田さんの中で
つい最近反応しあったのだろう。
素敵なお見合いだと思った。
感受性というものが
自分と何かを映し出す鏡であるのなら，
時間や居場所によって
それは変わっていってもいい。
要は
心に鏡を持っているかどうかに
何かを一貫するという生き方は
かかっているのだ。（松永良平）
