A Touch Of Grass タッチ・オブ・グラス / A Touch Of Grass

Hi-Fi-Record2008-04-17

 西海岸の若きブルーグラス・グループ。
 なんとなく聴いていたら、カントリー・コンフォートで知られる「ワイマナロ・ブルース」が流れてきて、思わずゲットして来た一枚。


 ワイマナロはオアフ島東部の小さな町。元横綱の曙が育ったとして知られるところでもある。切り立った崖を背にして、美しいビーチがある。
 そのワイマナロが、新たな資本によって開発されそうになっていることを、残念に思う気持ちを歌ううただったはず。
 おもしろい着眼点を持っているなと思って手にしたら、なるほどブルーグラスに伝統的に見られるのどを絞める歌い方をしない、とってもカジュアルな演奏をするバンドだった。楽器演奏もうまい。


 ちなみにジャケット映っているフラット・マンドリン。これはFタイプという。
 ボディのくるっと回っているところにストラップを回しかけて、肩にかける。
 このストラップが日本では手に入らない。第一、いまでは日本で作られるフラット・マンドリンを手に入れようと思ったら、ビルダーの方に頼んで作ってもらうカスタム・メイドとなってしまう。
 この間の買付けの際に、とある楽器店でマンドリン用のストラップを見つけて、売っていた3本をすべて買った。
 自分用に1本、そして2本を友人に渡した。とても喜ばれて、いいお土産になった。



 こうしてジャケットを見ていると、そんなところにも目が行く。(大江田 信)



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