Franck Pourcel フランク・プウルセル / La Femme
いつどこで入手したのか忘れたが、
ぼくはこのアルバムの日本盤を持っている。
裏ジャケに日本語の解説があり、
邦題はその名も「女体」であった。
原題は「La Femme」、
すなわち「女性」であって、
「女体」とまでは言ってない。
曲のタイトルが
女性の体の部位を示すものばかりなので、
どなたか存じ上げないが、
当時の日本のレコード会社の担当者が
想像をたくましくして、
一歩踏み込んだ邦題をつけられたわけだ。
その踏み込み、
お見事!
いわゆるオビ付き盤には
まるで興味がないのだが、
これだけは例外。
日本語で「女体」と書かれたオビと
アートワークの関係を楽しみたい。
いつかどこかで
オビ付きに出会えないかと
これもひそかに探している一枚なのだ。(松永良平)