Peter, Paul And Mary ピーター、ポール&マリー / Late Again

Hi-Fi-Record2008-07-24

 もしかしたら事実と違うのかもしれないのだが、ボクのなかの記憶で書く。


 このアルバムの冒頭に収められている「Apologize」の後半部分で、ピッコロ・トランペットが響く。バロックでよく用いられる高音を出す小さなトランペットだ。
 この響きを聞いた時に、あっ、これはビートルズのペニー・レインだなと思った。
 ペニー・レインの後半部分でピッコロ・トランペットをさす発想と、同じだなと思った。


 当時、といっても中学3年のことだったと思うのだが、聞いた順番はビートルズが先で、P,P&Mが後だった。
 だから、こんな風に感じたのだと思う。P,P&Mがビートルズの発想に影響を受けていると思ったのだ。



 最近になってビートルズの4人と、P,P&Mの3人、そしてエドサリヴァンが揃って談笑している写真を見た時には、いささか驚いた。こうしたシチュエーションだったという事は、少なくともビートルズがP,P&Mを表敬したと考えていいのではないのか。このアルバムが発表される4〜5年くらい前の事だろうけれども。



 P,P&Mの側からビートルズに向けて放たれた赤い糸があるとしたら、それはこの「Apologize」なのではないかと思ってから何年が経ったのだろう。
 いちどきちんと事実関係を調べてみたい。(大江田信)


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