Percy Faith パーシー・フェイス / Corazon

Hi-Fi-Record2008-09-22

アール・パーマーが亡くなった。


享年83歳。
アメリカ現地時間の9月18日のこと。


新聞は
彼が長い間闘病生活にあったと伝えているが、
21世紀の初め、
友人でもあるテリー・アダムスのプロデュースした
日本のバンド、ホット・ショッツの
LAレコーディングにひょっこり顔を見せ
一曲ドラムを叩いている。


ひょっとして
あれがアール・パーマーの
ラスト・レコーディングだろうか。


50年代にニューオリンズ
リズム&ブルースを抜群のバネで叩き、
60年代にやって来たLAでは
セッションドラマーとして多忙を極めた。


リトル・リチャードと
パーシー・フェイス
両方のバックでドラムを叩いた人物は
おそらく彼しかいないだろう。


ソロ・アルバムは60年代に2枚出しているが
残念ながら今は在庫していない。


その代わり、
彼がレギュラーとしてドラムを叩いていた時代の
パーシー・フェイスのアルバムを掲げて追悼としたい。


70年代のパーシー・フェイスの来日公演にも
ドラマーとして同行していて、
日本だけで発売されたライヴ盤で
その存在を確認できる。


誰かそのときに
アール・パーマーを
ロックンロールの歴史について
質問攻めにしてやればよかったのに!


また、
音楽の歴史の
生きた図書館が失われた。(松永良平


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