Alex Bevan アレックス・ベヴァン / The Grand River Lullabye
今日、お店に来たお客さんが
買ったばかりの小坂忠「ほうろう」を見せてくれた。
あのアルバムには
「秋の陽はつるべ落とし……」
という一節を持つ名曲(「つるべ糸」)があって、
ときどき無性に聴きたくなる。
あの歌詞を書いたのは鈴木晶子。
名字も名前も違うが
その女性は
現在の矢野顕子なのだった。
たぶん、あの歌詞を書いたときは
19歳ぐらいだったんじゃないか。
勘弁してくれよと
ペットボトルの水を飲み、
外を見るともう陽が暮れていた。
……おっと、終わってはいかん。
タイトルとアルバム写真をほったらかし。
「つるべ糸」ではないけれど、
秋が来たとやさしく歌う
オハイオのローカルSSW、アレックス・ベヴァンの
「オータム・メロディ」を久々に聴くことにした。
秋が、たまにはこれを聴けとぼくに言ったのだ。(松永良平)