Nilsson ニルソン / Aerial Ballet

Hi-Fi-Record2008-12-23

まずはお詫びから。


昨日のブログで
「ふたりでお茶を」がコール・ポーターの作品であると書きましたが、
それは間違いです。


事実は
作曲家ヴィンセント・ユーマンズと
作詞家アーヴィング・シーザーの作品。


今日の更新でアップされる
ティル・ディタールのユーマンズ作品集を聴いていて
「おいおい!」と自分で気づいた次第です。


すでに訂正済みですが、
あらためて天国のコール・ポーター
読者の皆様にお詫びします。


ところで、
今日の更新でアップされるレコードでは
ニルソンの「空中バレエ」が
ちょっとすごい。


このアルバムにもともと収録されていた「ダディーズ・ソング」が
セカンドプレス以降外されているのは
ファンには知られた話(現行のCDでは復活)。


モンキーズにこの曲が提供されることになったため
急遽外したというような理由ではなかったか。


まず、その「ダディーズ・ソング」が入った
ファースト・プレスである。


次にすごいのが
ジョン・レノンが彼を褒めたんだよ」という
「ヴァラエティ」誌の原稿が引用されたステッカーが付いている。
これはなかなか残ってない。


そして、一番すごいのが、
マトリックス1番のこの真性ファーストプレス
どういうわけか
「ダディーズ・ソング」が中途半端なフェードインのように
収録されているのだ。


明らかにマスタリングの際に
エンジニアが「あっ」と気がついて
途中でつまみを上げたような気配が読み取れる。


過去に
モノラル盤や
もっとマトリックス番号がうしろの盤を仕入れたこともあるけれど、
そのときは気がつかなかったし
そういうことはなかったと思う。


ぼくは「空中バレエ」が好きだから
入荷するとどんな盤でも必ず針を落とすのだ。


ハイファイではマトリックス云々には
これまでほとんど言及してこなかった。
しかし、これだけ明らかに違いというか
切手のミスプリントみたいな事態があるのなら話は別。


さて、真実はどうだろう。
この事案、
しばらくいろいろさぐってみたい。(松永良平


Hi-Fi Record Store