Rene And Rene レネ＆レネ / Besame Otra Vez
「Rene & Rene」
彼らはメキシコの兄弟デュオ。
妙に深みを感じさせる彼らのユニット名。直訳すると「レネとレネ」。"レネ・ブラザーズ"だと確かに、垢抜けない。
「レネとレネ」か…。
「オレとアイツ、アイツとオレと。」みたいな兄弟愛、きっとあると思います。
まったりと、やさしく包み込む甘いハーモニー。僕はフリートウッズが好きなんですが、レネ＆レネも最高。こういうコーラスものあんまりないんですよね。
話は変わるけど、今、目の前に最近交換したハイファイの電話（受話器が２つ）がある。
液晶画面には「1月11日 20:53 コキ（２）」とある。カウンター側のはおそらく「コキ（１）」なのだろう。
「コキ（２）」＝「コキコキ」なんつって。「コキ＆コキ」。
この方式でいうと"Rene & Rene"は「Rene（２）」。２歳のレネちゃん、かーわいー！ なんつって。
本作の冒頭に収められている「世界は二人のために」。ジャケ写のように飛行機でどこへ行くにも一緒だったり。
「兄弟愛」即ち「ブラコン」。（「ブラック・コンテンポラリー」ではない。AORファンの方のために。）
「ブラザー・コンプレックス」、あると思いま…いや、あるのかなぁ。
ふわふわとメロウな「My Cherie Amour」カヴァーを聴いていると、「あってもなくても、どっちでもいいんじゃねーの？」と黄昏れながら思い直すのです。（藤瀬俊）
