Carpenters カーペンターズ / Close To You
オンナの描いた漫画なんて!
昔からずっとそうだった(注・高橋留美子先生以外)。とりわけ岡崎京子フリークには難儀な思いもした。松永さんはここ最近、オトメな漫画を買っては読んで新しく拓けた世界を満喫しているようで。
漫画好きの友人からなんとなしに、いや半ば強引に渡されて、読むように命じられた
久しぶりに漫画で泣いた。しかも"絶対にムリ"と思っていた若い女性作家の作品で。
まんが道×スラムダンク(山王戦)、みたいな。ちょっと褒めすぎかもしれないけれど、震える瞬間がきっとどんな人にもある漫画だと思う。"どんな人にも"というのがまたプロフェッショナルで。
日本橋ヨヲコ先生の近著では「少女ファイト」(イブニング連載中)というテレビブロスの昨年度の漫画ランキング1位に輝いた漫画があるけれど、こちらはまだ読んでいない。
昨今流行っているらしい「まんが道」的漫画。少年ジャンプでは「バクマン」、モーニングでは「僕の小規模な失敗」とか人気です。
しかしながら、"どちらも微妙"という方は是非「G戦場ヘブンズドア」を読むべし。で、泣いたあとは「燃えよペン!」(島本和彦著)で笑いましょう。落差あれど前向きで清々しい気分になります。僕の体験談ですがご参考まで。
いしだ壱成さんを久しぶりにテレビで見て思い出したけれども、「未成年」というテレビドラマがあった。Wikipwdiaで調べてみると1995年放送というので、もう13年以上前の作品になる。主題歌挿入歌ともにカーペンターズの楽曲で、主題歌は「Top Of The World」。そして最終話は「Yesterday Once More」。このドラマの最終回を見た翌日、地元のCD屋さんでカーペンターズのベスト盤2枚組を買ったのを覚えている。
「未成年」の各放送回のサブタイトルだけを見てみると
# 俺達のクソッタレ人生
# 汚ねェ大人になるように
# サヨナラ僕の友だち
# 俺はあなたを愛してる
これってもう「G戦場ヘブンズドア」の世界感そのもの。ずばり青春。大人になる瞬間のあの"アオイホノオ"(島本和彦先生が月刊サンデーで連載中)をもう体験できないと思うと寂しくもあったり。
今日取り上げているのは、カーペンターズのソフトロックな隠れ名曲を多数収録しているセカンド・アルバム。「未成年」で使われた曲は収録していないけれど、カーペンターズの歌を聴くと僕は無意識に「未成年」と、一際青い頃のことを思い出してしまうのです。
(藤瀬俊)