Azteca アズテカ / Pyramid Of The Moon
バレンタイン・ディの朝。
夢現の境でうっすらと目をあけるとともうそこは霧の中。昨晩からつけっぱなしのテレビでは、バレンタインらしくチョコレート・フォンデュを紹介していた。いいなぁ〜、おいしそうだなぁ〜・・・。
・・・ちょっと!
ええ、ちょっと待てよ! "霧"って何!?
やってしまった! 追い炊き6時間!
もう何度目になるだろうか。風呂場からは爆発音とまではいかないけれど、「バコッ! ボコボコボコッ!」と大地の怒りのような自然への畏怖を感じる、いや、感じないか、とにかくすんごい音が聞こえる。部屋中に立ちこめる水蒸気。またか・・・という狼狽と同時にちょっぴり嬉しい喉とお肌の潤い。
ん? 寝室にまでこのホットな水蒸気がやってきているということは・・・
首から上の高さに位置するすべての紙類が、ばっちりウォーター・ダメージ!
透明ビニールに入っていないレコード、漫画が50点ほどシワシワになった! もうお嫁にいけない(売りにいけない)! この娘たちに婚活は無理だろう。
以前「便座があがると音楽が鳴るトイレ」という提案を当ブログに書いたけれども、"好評"と受け取っていいのか、☆印が付いていた。
そこでひとつ
「お風呂が焚けたら音楽が鳴る」って、どうでしょう?
「音が鳴るタイマーでもつけなよ。」
本日ご来店されたお客様よりいただいた一言で、解決してしまいました。
しかし「生活に音楽を」という素敵な音楽のなり方を考えるなら、お風呂が焚けたときに知らせてくれる音楽は何がいいだろう。
「ボコボコ」という擬音から挙げるなら、バブルガム・ポップか、バブルガム・ブラザーズか。
でも「ボコボコ」って沸騰してる音だし、どうせだからポカポカ温まるウォームな音楽がいい。
Azteca アズテカ / Pyramid Of The Moon
ハッピーなラテンソウル「Someday We’ll Get By」。これにしよう!
Everybody thinks(sings?) about a good time! という歌い出し。
ノリノリでお風呂に入れそうだし。
(藤瀬俊)