Ennio Morricorne エンニオ・モリコーネ / Chamber Music

Hi-Fi-Record2009-03-09

牛丼にカウシルズ。盛り上がってますね。
うっしっし…うぇくしょんっ!


風邪ひきました。


"吉野家の牛丼"より、"松屋のカレー"というひと、このゆびとまれ! きっと僕ひとりじゃないハズ! なんて。


いや、長らく独り暮らししていると、夕食を自炊するのがなかなかおっくうになりまして。


「さて、今日の夕食はなんにしようかな?」
「う〜ん。まぁ、なんでもいいんだけど。」


こんな感覚が続くともう自炊なんてしなくなる訳ですが、憧れの音楽がそんなだらしない僕を戒めるのです。


それはご存じ
エンニオ・モリコーネ「ある夕食のテーブル(Metti, Una Sera A Cena)」テーマ曲。


目の前には美女、気の利いたインテリアと、これまた香しいイタリア料理。エッダのスキャットも流麗なこと。
このような夕食を迎えんと日々努めている次第ですが、昨日の夕食のテーブルにはドンタコスがありました。許してモナムーチョ。


その「ある夕食のテーブル」ですが、カヴァーものでは、少し前にリイシューされたアルデマロ・ロメロのヴァージョンがあります。頑張ってオリジナルを買った俺涙目w、です。


さて、本日の一枚は


Ennio Morricorne エンニオ・モリコーネ / Chamber Music


映画音楽家モリコーネの作曲した室内弦楽作品集。実にサスペンス、張りつめた緊張感のある作品です。


話は変わるけど先日、夢の中で黒木瞳似の魔女に出くわした。しかも、何やら魔法を僕にかけてくるのです。


"足がつる"魔法を。


夢うつつの狭間、というかもう現実に足がつるつる! 「つって痛くて起きて」を5回程繰り返した。
モリコーネの「Chamber Music」は「またくる、くるぞくるぞ!」という足がつるときの緊張感。例えるならソレ。「くる」とわかっていながらに感じる恐怖。
その魔法とは「しいたけ」「うに」とか、僕の嫌いな食べ物を二つ挙げるという何とも幼稚なものだった。好き嫌いが割と多いので、バリエーションは豊かで、とてもスリリング。
まったくもって、僕の考える"夕食のテーブル"には乗らないものばかりを、よくもまぁ。


僕は、緊張感を食事に求める美食家ではないのだろう。菊池成孔さんのような”美食”には憧れるけれども。
そういえば「舌がお子様」と、よく言われる。「"下"はオトナだけど?」なんて返しは、どうでしょう。そのテーブルの緊張は必ずや増すハズ。返す相手が黒木瞳さんだったら素敵だろうけど、笑っちゃくれないだろうな。「家では笑わない」って聞くし。(ソースはゴシップ誌


(藤瀬俊)


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