Harry Connick, Jr. ハリー・コニック・ジュニア / Songs I Heard

Hi-Fi-Record2009-03-20

実は
ハイファイの当ブログ、
本日を持ちまして開始から1000日となりました!


パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!


2000日
3000日と
節目を楽しく迎えられますよう、
今後ともえっちらほっちらと書き続けたいと思います。
みなさまよろしくお願いいたします。


さて、
その記念すべき1000日目のブログに何を書こうか……。


どうせなら自分の好きな曲の入っているレコードにしたい。
そんなときに
いいのがあった。


それは
ウンパ・ルンパの歌」!


1971年のアメリカ映画「夢のチョコレート工場」は
のちのティム・バートン監督によるリメイクとは違い、
いっぷう変わったミュージカル映画になっていた。


チョコレート工場で働く謎の生物(?)
ウンパ・ルンパの歌も
71年版の方が断然いい。
CGにも頼らず、
踊りもかわいい。


わがままと欲にかまけて
どんどん姿を消してゆくこどもたちを送別する
現代版マザーグースのようなこの歌。
作詞作曲したのは映画「ドリトル先生不思議な旅」でも
素晴らしい名曲を書いたコンビである
作家のレスリー・ブリカス(ブリキュース)と
俳優でもありシンガーでもある才人アンソニー・ニューリー。


ロアルド・ダールの原作にある歌詞を
大胆に改作し、
オリジナルな「ウンパ・ルンパの歌」を生み出した。


そのことに
生前のダールはひどく不満だったとも伝え聞く。


ちなみに
ティム・バートン版「ウンパ・ルンパの歌」では
ダールの原詞に基本的に立ち帰っていて、
作詞クレジットがダールに与えられている。


しかし、
ダニー・エルフマンの書いた新しいメロディは、
ぼくの好みの問題かもしれないが
トラウマのように耳から離れないキャッチーさ、
朗らかさの中にある怖さなどの面で
71年版を超えていないと思う。


まあ、そんな解説はどうでもよかったりするのだ。
ぼくはとにかく71年版の「ウンパ・ルンパの歌」から
どうしても逃れられない。
それぐらい好き。


だから、ハリー・コニック・ジュニアが
“こっち”の曲をやってくれていることに最大限の敬意を表したい。


でも、
ひとこと言いたいこともある。


あのさー、
「Songs I Heard」ってタイトル、
それはないんじゃない?


それじゃ今の自分と切り離した過去形なニュアンスでしょ。


せめて
「Songs I've Heard」と現在完了形にして欲しかった。


ぼくにとっては
ウンパ・ルンパの歌」はいくつになっても
「Song now I am listening to」で
まだまだとうてい卒業できそうもない。


そのおかげで
まだまだレコード屋で働いていけそうなんだけど。(松永良平


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