Marlena Shaw マリーナ・ショウ / Who Is This Bitch, Anyway?

Hi-Fi-Record2009-04-27

まずはお知らせから。


当店、大江田信が編集長を務める
音楽的総合文芸サイト
MIDI Record Club Magazine
本日よりオープンしました。


多数のコンテンツが
ブログ形式で随時更新されてゆく
自己増殖するウェブマガジンだとのこと。


まずは充実のメニューをご一覧いただければ。


ハイファイのこのブログにも
強力なライバルが現れたということで、
こちらも気を引き締めて(でも気分はつれづれなるままに)
書き続けたいと思います。
よろしくお願いします。


ちょうどそのMIDIマガジンを読みながら
マリーナ・ショウを聴いていた。


初めてこのアルバムを聴いたときは、
ずいぶんとおとなのサウンドに思えて、
まだとうていこの年上の女(ひと)には
ぼくには敵いっこないと思ったものだが、
いつの間にか
このジャケに映るマリーナ嬢に
“ちょっと、そこのおじさん”と呼ばれて
おかしくない年齢になってしまった。


じゃあ、
今ならこのアルバムに収められた
勝ち気なくせに複雑なセンチメンタリズムを
「どおどお」と騎手のように御せるようになったのかというと
それは別の話。


いろんな時代の
いろんな国の
いろんなスタイルの音楽を聴いて
いろんな知識を得たからといって
克服される種類の問題ではないのだ。


いろんな経験をしてらっしゃい。


彼女はそう言っている。


久々に聴いたら
この勝ち気なアルバムの最後に
愛すべきやさしい曲「ローズ・マリー」が入っていたことに
気がついた。


たぶん、
この曲はすべての男をゆるすために入っているのだ。(松永良平


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