Franck Pourcel And His French Strings / Les Baxter’s La Femme

Hi-Fi-Record2009-05-30

 昨日、松永クンが書いていた、とある街のとあるレコード店


 この店の廻りは、道路に張り出したオープンエアのカフェ(ウエイトレス女性に、親切にしてもらったことがあるので、ごヒイキ。次はぜひ寄りたい)、日本食レストラン(まだ入ったことが無い。たぶん今後も無い)、学校関連の研究施設(重厚な建物)、学生向きのアパート(引っ越したい!)などに囲まれている一帯だ。街の中心からは少し離れているせいか、店がひしめきあっている風ではなく、落ち着いた雰囲気の漂うところでもある。


 店の向かいには、ワイン・ショップがある。これがとても素敵な外装だ。適当にハイソな感じというか、品よく店名のロゴが示される。夕暮れ時にさりげなく灯される店頭のネオンが、喉の奥のワイン心を巧みにくすぐる。


 アメリカでは、ビールなどのライト・アルコールはスーパーで売られ、ウイスキーやリキュールなどのハード・リカーとなると専門のリカー・ストアで売られている。ワインはというとライト・アルコール扱いでスーパーでも売られるのだが、専門性の高い商品だからか、街中には専門のワイン・ショップも見かける。リカー・ストアというとワーカー・クラス〜一般向き、ワイン・ショップというとミディアム・アップ・クラス向き、というのがボクの印象だ。


 で、その店の前のワイン・ショップ。店内には様々なワインがセレクトされている。ワインに合うちょっとしたおつまみや、確かデカンタも売られていた気がする。こじんまりとカジュアルで、とってもいい雰囲気。レコード店の帰り道に、何回か立ち寄った。立ち寄ってしまった。
 こんなこともあるだろうと、ぼくのスーツケースには、ワインの栓抜きが常備してある。


 Les Baxter's La Femme。このジャケットに写っているのは、ワイン用のデカンタではなくて、おそらく花器でしょうね。ちょっと東洋的なフォルムが、全体のやらわかい構図にうまく収まって。(大江田 信)



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