Chris Rainbow クリス・レインボウ / White Trails

Hi-Fi-Record2009-08-23

先週、コミケ出陣前の心境を書きました。で、本日は現場のルポを少し。


新橋駅からゆりかもめに乗って、会場のビッグサイトへ。東京ビッグサイトこと「東京国際展示場」に着く前に、お台場、フジテレビ社屋と話題の「実物大ガンダム」の前を通った。
お台場で、混雑していたゆりかもめから、若いカップルや親子連れ、キレイ系のお姉さんが降りていった。華をなくし殺伐となる電車内。戦地へ赴くコミケ・ソルジャーの血が滾るのか、ずっと足下を見つめる若者もいた。


「フヒヒ…、リア充どもが降りていきやがったゼ…」と、目が笑ってないOクン。(※リア充…リアルが充実。そのまんまです)


ビッグサイトは噂に違わぬ混雑と暑さ。地べたに座って戦利品の見せ合う戦士たち。不思議なもので、その転々とある戦士たちの集団は、区画整理のように整然と会場への道を作っていた。これって日本人だからだろうか。ナイス・ホスピタリティ。
コスプレイヤーで賑わう広場では、写真を撮ろうと思うものの、でかいキャメラを持つセミプロ達の前で「こっちに視線くださ〜い!」と、携帯のカメラじゃレイヤーさんに申し訳なくて、何も言えなくて…夏。


僕らが行ったのは3日目ということもあって、企業ブースは売り切ればかりで、買うものほとんど無し。僕もOクンも涙目だった。
同人誌が売られる会場は、50代と思しきお客さんも多く年齢層の高さに少し驚いた。なによりみんな目当てのものにまっしぐらだから、決して道をゆずったりはしないし、本を手に取って購入する際もほとんど迷いがない。で、汗まみれの腕同士がぶつかるときのヌルっていう感覚を何度も体感…こんな思い出でいいのか…夏。


収穫は、というより、コミックマーケットというイベントを体験したことに満足した。今、部屋のレコード飾ってた棚にはエヴァンゲリオンの同人誌が飾ってある。これでいいのだろうか…これでいいのだ、夏。


さっきまでNHKで、少年サンデーと少年マガジンの創刊にまつわる番組を見ていて、更新が遅くなってしまいました。多分、赤塚不二夫先生の一周忌だからでしょう。編集者目線の物語だったせいもあって、つい魅入ってしまった。もし主演の成宮くんみたいな編集者がいたら、少女漫画誌の人気作家の担当にまわされるだろう。


「アニメ好きなんですよね」。ついに、店頭でお客さんに言われてしまった。


Chris Rainbow クリス・レインボウ / White Trails


そういえば、「交響詩篇エウレカセブン」にこのジャケットみたいなシーンあったなぁ、いや、「マクロス・フロンティア」にもあるぞ、いやいや、「ターンAガンダム」にもあったな確か、なんていう僕はまだまだ"にわか"。本物の"アニヲタ"にはまだまだです。
「Love You Eternally」に「Song Of The Earth」。曲名も先に挙げたアニメにしっくりくる。
空を見上げる、そのロマンスはエターナル。色褪せない。ビッグサイトで見上げた空は雲一つない美しい青一色の空だった。「虚空でしょ?」なんて、そんな酷い台詞は僕ら萌豚の耳に念仏である。


とりあえず、Oくんとは来年2月のワンダーフェスティバルに一緒に行く約束をした。(藤瀬俊)


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