The Arbors アーバーズ / Dreamer Girl

Hi-Fi-Record2009-08-28

The Cool School 51 ●分で戻ります


アメリカのレコード店
曜日によって営業時間を変える場合が多く、
お店の入り口にそのスケジュールを貼り出したりしている。


たいていは
週末の木〜土曜を長めにして、
日曜は休むか
そうでなければ夕方にはおしまい。


そのスケジュールをメモして
次回に来るときのために把握しておくのも
ぼくたちの重要な仕事のひとつ。


せっかく
えっちらほっちら車を飛ばしてきたのに
あららお休みだったんだ
なんてことがないようにするためだ。


ところが
ちゃんとメモした通りに来たはずなのに
お店が開いてないというパターンも
少なからずある。


基本的に個人商店が多いこの商い、
店主にだって都合はあろう。
とは言うものの、
あきらめきれないよ。


そんなときに
ドアに貼付けてあるメモや
時計をデザインした告知板を見ると
ほっとする。


これは「あと何分で戻ります」というメッセージを意味しているからだ。
起点になる時間がわからないので
実際のところ、この「●分」は目安にはならないのだが、
店主の性格は出るように思う。


「ごめんごめん」と走って戻ってくるのもいれば、
「●分」の数倍の時間を遅れていながら悠然と現れるのもいる。


ところが
お店に入ってみると
後者のだらしなさそうな店主の方が
おもしろい品揃えをしてたりするから、この道はわからない。


中西部の街だったか、
「クーラーが壊れたので修理中。
 しばらくしたら戻ります」とメモが貼ってあるので
車の中で待ってみたのだが
待てど暮らせどだれもやって来ない。


そのうち、
どうもこのメモは今日じゃなくて
ちょっと前に貼られたらしいと判明。
中で修理をしているような様子もないし、
おかしいなといぶかしがりながら、
結局その街にいた3日間、毎日通って待ってみたが
お店が開く様子はなかった。


あの店、
あれから3年行ってないんだけど
そろそろクーラー直ったかしら。


誰かドアの貼り紙見てきてくれないかと
冗談半分、本気半分でここに書いてみよう。
ご興味ある方は連絡を、なんつって。(この項おわり)


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今回の買付では
結構シングルを買い込んだので随時放出中。


New Arrivalにシングル盤が増えると
ハイファイのトップページでも一目瞭然。
ジャケットがないものが多いUSシングル盤は
ラベルのアップを掲載しているから
そのシングルがだれの何なのかはわからなくても
シングル盤だということはすぐにわかる。


それと、
左上のハイファイのロゴをクリックすると
アイテムや配列がその都度変わるので
ビンゴ・ゲームみたいに縦とか横とか斜めに揃うんじゃないかと思って
結構押してみるのだが
なかなかうまくいかない。


一度でもそんな体験をされた方は
是非、画面をキャプチャーして教えてくださいね。


残念ながら特に景品はないんですけどね。


とりあえず、
このアーバーズの素敵なシングルを聴いて
いい気持ちになってみてください。(松永良平


試聴はこちらから。