Biff Rose ビフ・ローズ / Roast Beef

Hi-Fi-Record2009-09-29

The Cool School 67 How To Park


アメリカのレコード買付で
結構面倒な問題になること。


何を買うか。
いくらで買うか。
そういうことですか?


いいえ。


問題はちゅうしゃです。
注射?
駐車。


車社会のアメリカでは
当然、レンタカーでレコード店に乗り付ける。


田舎であれば
店の前や裏手に駐車場があるので苦労はない。


しかし
これが都会となると
事情が変わってくる。


お店の前には駐車場はなく
道の脇に設置されたパーキングメーター
有料で駐車スペースの代わりをするのだ。


これが運良く店の真ん前で空いていればいいのだが
そうは問屋が卸さない。


ほうぼうを探しまわった挙げ句
3つも4つも交差点を超えた先にようやく停めたなんてことはザラ。
そんなときは
行きはよいよい帰りはこわい。


つまり、
100枚も買えば30キロ近くなるレコードを持って
長い距離を歩かなくてはならなくなるのだ。


また運良く駐車スペースをゲットしたとして
次に注意しなくてはいけないのは
メーターの残量だ。
金額が不足すると
インジケーターが赤く点滅を始め、
やがて巡回している係員によって罰金指令の札が貼付けられることになる。


メーターの金額は場所によって異なる。
普通はクオーター(25セント)で30分とかだが
相場の高い街だと10分なんて場合もある。


それでも
平日の夜6時以降や
土日などの週末には
メーターはお休みということで全部無料になる。


しかし、
それはそれで今度は駐車スペースが
まったく見つからないという苦労をするはめになるのだが。


あるとき
ちょっとした不注意で
制限時間をオーバーしてしまい
無惨にも違反札を付けられてしまったことがあった。


「えー、どうしましょう、大江田さん?」


大江田さんも苦いものを飲み込んだような顔をして
その書面を覗き込んでいたが、
どうやらその罰金、
郵便局でクレジットカードでも払えるらしいということがわかって
少しほっとした雰囲気になった。


ところで
その違反、
日本の警察からちゃんと減点されたそうだ。


よい駐車スペースを見つけることも
よい買付の重要なポイントだというお話でした。(この項おわり)


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ビフ・ローズのこのレコードを
かつてある日本人ミュージシャンが
ウェブで絶賛していた記憶がある。


そう思って少し検索してみたのだが
どうにも引っかからない。


あれは果たしてぼくの思い込み?
それにしてはそのひとの名前が出てくるのが
なんだか渋い。


本当は今日レコードを出すときにコメントにも書いていたのだが
確証がないので一旦取り消した次第。


もう少しその証拠と真実を探して
うろうろとしてみることにする。


話があやふやですいませんね。(松永良平


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