Eddie Hazel / Games, Dames And Guitar Thangs

Hi-Fi-Record2009-10-19

確か先週の週刊文春だったと思うけれど、ブルボン小林さんの漫画レビューで、「TVゲーム」にまつわる漫画が2冊紹介されていた。
1冊はゲームの歴史を追ったもので(タイトル/作者とも失念)、もう1冊はヤンマガで連載していた「でろでろ」で知っていた押切蓮介・著「ピコピコ少年」だった。
ちなみにこの記事をコンビニで立ち読みしたのは漫画を読んだ後。文春を立ち読み(苦笑)。しかも、「ピコピコ少年」は松永さんに借りて読んだのだった。
と、貧乏自慢はさておいて、内容は一言でというと著者・押切蓮介氏の少年時代のゲーム・ライフの悲喜交々を描いたもの。あぁ…こんなのあったあった…PCエンジン所有者の立ち位置がリアルだな…、メガCD!…そういえば、大学生の頃にPCエンジンGTと「暴れん坊天狗」を買おうとアキバを奔走したことがあったっけ…。
押切蓮介氏は僕とどうやら同級生とのこと。ハマったゲームがかぶる理由がわかった。しかし、ネオジオまで買った猛者は田舎にはそうそういなかった。
ついでに思い出したのが、スーパーファミコンを買うときのこと。
お年玉で本体(ハード)は買ったのだけれど、僕は前年11月に本体と同時に出たゲームソフトを先に買って、プレイするのを想像して興奮の中、クリスマス〜年越しを過ごした。あんなにもどかしい年の暮れは今だかつて、山田かつてない(当時流行ってた)。


で、プレイするのは可能だけれど、どうしようかもどかしい新譜のシングル3枚組EPが今手元にある。
なにを隠そう開け方がわからない。
ジャケットは恐らく一枚の紙で包装されていて、上下左右に開け口と思われる空間はあるのだけれど、そんなに開いちゃ破れちゃうよ、な状態。
こまっしゃくれた米国某大学の院生の作品らしい。早い話、アンビエント系っていう。民族音楽×実験音楽の研究、またわかりやすくてグッド。多分1回聴いたら、もう3年は聴かない…1年かな、いや、半年かな…知らない。


ふた月ほど開けないで放置していたので、「えぇい、ままよ!」と破れるのを覚悟で力任せに開封


…キレイに開けた。
覚悟した分、拍子抜け。妙に損した気分。格好良い感じに、ちょこっと破いておこうか、とか。


内容はさておき(まだ未聴)、買って手つかずのレコードやDVD、書物にゲーム。それらに何となくドキドキしていられる幸せって、やっぱりなかなか良いものですよね。


本日の一枚は


Eddie Hazel エディ・ヘイゼル / Games, Dames And Guitar Thangs


あのエディ・ヘイゼルがP-FUNKを、だって!
最初見かけたときは、1950年代黒人ミュージシャンが成功する為に白人のイラストや女性の写真をジャケットに使っていたように、その逆のパターン、白人だけど黒人マーケットで売れる為に、というようにエディ・ヘイゼルが画策して、というストーリーを勝手に見立てたりしました。


だから、このレコードを手に取るときは、なんとなく気恥ずかしかったりします。


(藤瀬俊)
P.S. 女性ヴォーカルの写真が結構更新できました。宜しければ覗いてみて下さい。


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