Dave Lewis / Plays Herb Alpert And The Tijuana Brass
ニュース見たけれども、レッドソックスの松坂選手が先日EXILEにインタビューされた際に
「ドラゴンボールで叶えたい願いは?」という問いに
「ギャルのパンティー」
と、ドラゴンボール・ネタ(ウーロン(豚)の願ったもの)で返したところ、会場の女性ファンに非難&ドン引きされたという。
ぼくらの世代はロストジェネレーション(ちなみに言い出しっぺは朝日新聞)なる俗称もあるけれども、オチまでロストしてしまうなんて。その後、松坂選手は凍り付いた会場をなごますため、ギャグを説明するはめに。EXILEはたくさんいるんだから誰かフォローしても良かったはずなのに。
「古代ローマ時代に善政を行ったルールー将軍の一言 「俺が、俺こそがルールーだ」 後に彼の名を冠してルールとなったのは 賢明な読者諸兄ならお気づきの事であろう −−「民明書房刊〜現代規則の起源〜」」
僕はこれを「ルール」の語源だと長いこと思っていた。誰かに自慢げに言っていたようにも思う。
賢明な読者諸兄ならお気づき、だと思いますが、「民明書房」は漫画「魁!男塾」に出てくる架空の出版社。
※民明書房につきまして詳しくはアンサイクロペディアでご検索ください。
ルールー将軍の件は上の「ギャルのパンティー」と同じく、"ネタにマジレス"というもの。
ギャグのジェネレーション・ギャップほど、距離を感じるものはない。ギャグではないけれど、このあいだ大江田さん世代の「バックシャン」なる流行語を知った。ちゃん、りん、しゃん、なら知ってるけれど、
死語、特にブームが去ったばかりの造語・ギャグの破壊力は凄まじい。「3」の倍数だけ馬鹿に云々を今親しい友人がやっていたら、と考えるだけで痛ましい。が、逆手をとると「笑いの満願全席や!」みたいな。……。
ちなみに「バックシャン」はgoogle検索で423000件もヒットする。「ルールー将軍」はそれと思わしきものが1件。某掲示板だった。「バックシャン」は意外と現役なのかも知れない。ハイファイの一部で流行している。
Dave Lewis デイヴ・ルイス / Plays Herb Alpert And The Tijuana Brass
ティファナ・ブラスの美女が裸にホイップクリームを塗りたくったジャケットのアルバムを知らなければ、「え? デイヴ・ルイスってちょっとアレな人?」なジャケット。賢明な読者諸兄ならお気づきのことであろう、これはトリビュート・アルバム。
この時代のJerdenレーベルはソニックス(最高)もリリースしていたり、ガレージ色濃厚ですが、こういう洒落た、というか茶目っ気ある作品もちらほらある。同姓同名のイギリスのSSWの作品と間違えて買った人も憎めないであろうジャケット写真の彼の笑顔。ジャケも内容もニンマリしてしまう良いアルバムです。
(藤瀬俊)
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