Sam Ulano サム・ウラノ / Latin Rhythms

Hi-Fi-Record2010-01-24

ついこの間、「バックシャン」についてお話しました。


で、タイムリーな話題が


意味が分からない昭和語ランキング


30位以内に「バックシャン」入らず!


ま、いいんですけど、ちょっとばかり勝手に盛り上がっていたので悲しい。


1位の「キモサベ」からして、クエスチョンマークだらけなのですが、気に入ったのは8位の「ミツバチ族」。ほのぼのしました。「北の国から」の主題歌に合わせ、広大な牧草地帯を、朗らかに二輪で駆ける集団の絵が頭に浮かんで。いいですよね。


「キモサベ」は、「気持ち悪い」と「サルベージ」を合わせた造語


ではなく、「ローン・レンジャー」というアメリカの西部劇が出元で、「信頼する友達」を意味するらしい。いきなり「キモサベ」って言われても、「キモいべ? なにディスってるんすか!」みたいなナウい反応しかできない。カタコトで「キモサベ、ウソ、ツカナイ」といった感じでしょうか。


Sam Ulano サム・ウラノ / Latin Rhythms


サム・ウラノ。
「ウラノ」という姓。もしかして「浦野」?
「盲目の奇才ムーンドッグの相棒を務めたことで歴史に名を残す奇人ジャズドラマー」
ニックネームなのかもしれない。地元に住んでいた日系人のウラノさんに顔が似ていたから、とか。そんな適当な感じで。
ムーンドッグの奥さんは日本人だったような。


本作はサケロックの浦野さん、じゃなかった、濱野さんも愛聴してるとか、してないとか。
思うままにスキャット(鼻歌)した怪作。正座してちゃんと向き合って聴くとウニるかも。イマい逸品。
半ドンしてビール片手に聴きたいですね!


ちなみに「半ドン」は漫画「最強伝説黒沢」(福本伸行著)で知りました。


(藤瀬俊)


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