Joe Harnell ジョー・ハーネル / Moving On

Hi-Fi-Record2010-02-15

高視聴率の龍馬伝、"歴女"と呼ばれる女性の歴史ブーム(BL化=腐女子)。市場は2009年にして700億円とのこと。


モデルの杏さんは筋金入りの歴女だそうで、イラストもうまい(上の方にあります)。達者なイラストから腐女子である可能性が考えられ、「杏さまこそが歴女」という記事のコメントにも納得。勝手に、ですが。
面白かったのは上のリンク記事にある"「阿修羅像」を好きな女性たち(アシュラー)"という部分。これは、歴女にも細かく嗜好が分かれていることを示している。"アシュラー"もいれば、"前方後円ファン"もいるかもしれない。


歴女といえば、直江兼続。彼の兜の「愛」マークから「ラブ」繋がりでひとつ、ロイターより
こんな調査はやっぱりまたイギリス。バレンタイン・デーは過ぎたけれど、「私はあなたを愛します」なんて、逆に新鮮な分ドッキリするような気もします。クリンゴン語はネタなんだろうけど寒い。


Joe Harnell ジョー・ハーネル / Moving On


「amour(仏語)」いう響きが世界で最も美しい愛の言葉とのこと。そういえば「アモーレ・アムール」というファッション誌が、漫画「デトロイト・メタル・シティ」にありました。
ラウンジ系ボサノヴァ作品の多いピアニストのジョー・ハーネル。このアルバムは、なんとモータウンからのリリースです。華のあるストリングスと、ちょいとリリカルな彼のピアノ、それにこのレーベルらしいソウルフルなベース・ラインが気持ちの良い作品。コメントにもありますが、まさにイージー"ソウル"リスニング。
本作には「My Cherie Amour」、スティーヴィー・ワンダーのカヴァーを収録。


3位の「Bellissima(ベリッシマ)」は、ルキノ・ヴィスコンティピチカート・ファイヴで知っているけれど、4位の「tesoro」は初めて知った。「テソロ」でいいのでしょうか…。「タスポ」みたいなその響き、美しいだって?
ベリッシマ」はなんか「ベリッシマ!」と、「!」が付く感じがしてカッコイイんです、僕の中では。「冒険者たち!」もそれと同じく。


(藤瀬俊)


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