Roger Williams ロジャー・ウィリアムス / Happy Heart
ロジャー・ウィリアムスの60年代の対応は、50年年代出身の他のインストルメンタルのアーチストに比べたら、格段に上手かった。時代に合わせて変身したというほとではないまでも、ヒット・シングルに恵まれつつ、自分の存在を音楽で証明していた。
彼の音楽をして60年代を生きながらえさせたポイントは、リズムの用い方にあると思う。
どのアルバムからとはっきり指摘は出来ないが、いつのまにか50年代的なリズム感を脱し、60年代的なロックの感覚を内包した小気味の良いリズムを用いたアルバムをいくつもリリースしている。
例えばこのアルバムの「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」や「ヘイ・ジュード」。リズムの感覚が音楽の全体に及んでいて、ピアノのフレージングにも従来からの変化が見える。
ほかにも素晴らしいと演奏はいくつもあって、雨だれを模したフレーズを盛り込んだ「雨にぬれても」や、軽やかな疾走感に満ちた「ジェントル・オン・マイ・マインド」などなど。
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