Don Ellis ドン・エリス / Haiku

この作品はタイトルでわかるように
「俳句」をテーマに作曲した作品。

しかし、逆に日本のアーティストで海外の詩を題材にした作品（アルバム単体で）あったっけなぁ、と。
詩の朗読作品とかはありそうのなのですが。

リリースが70年代初頭ですので、「俳句」や「禅」に「日本画」といったこの手のジャポニズムの流行（２回目でしたっけ）っていうのもあったのでしょうけれど。

最近の漫画で「悪の華」（押見修造著）というのがあります。
そうです、シャルル・ボードレール「悪の華」を題材にしてる…ような、してないような漫画ですが、海外の詩集をタイトルにそのまましたものです。
シャルル・ボードレールに心酔している高校生の主人公。
自分とかぶってしまい実に痛い（苦笑）気持ちになりました。

※「シャルル・ボードレール」でした…。失礼致しました。すでに推敲しましたが、「ボード・レール」と書いてしまっておりました…。なんだか、すごく、恥ずかしい間違いを…。

こちらの漫画の内容やレビューは、多分文春のコラムとかに載る（すでに載ってたらスイマセン）でしょうから、書きませんが、ご興味がありましたら是非。
少し「変態」さんでないと、厳しいかもしれません…。

…ドン・エリスのほうを忘れておりました。
コメントにある通りです。ヒンヤリしたトーンを基調にした、美しいサウンドトラックのようなジャズ・アルバムです。
彼が以前にリリースした、裸の男性が後ろ姿で大樹に寄り添うように立っている写真のジャケットのレコ（タイトル失念）が好きな方は、こちらも是非。

（藤瀬俊）

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