The Tradewinds / New York’s A Lonely Town

Hi-Fi-Record2010-11-30

突然ですが
まずは告知を。


来る12月11日(土)
恒例のDJパーティー「Encore!」を行います。
今回は場所を駒場東大前にお引っ越し!


「Encore!」
12/11(土)@駒場東大前ripple
19:00-28:30
charge \1500(ドリンク別)


DJ:内田靖人、大好俊治、樺沢衝一、藤瀬俊、松永良平
ゲスト:大江田信、小西康陽常盤響、平林伸一(敬称略)


今回はオールナイトで敢行します。
終電逃してもご心配なく。
朝まで音楽漬けでおつきあいします。
クリスマス・ソングもいっぱいかかるでしょう。
いろんな時代の音楽もかかるでしょう。
普段のパーティーではまず聴けないようなのもかかるでしょう。


どうぞよろしくお願いいたします。


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こないだ書いた
レコード・ショーに現れたロニー・スペクターの話。


そのあと
いろんなひとに話していたら
記憶のもやが晴れてきて
彼女が何をうたったのかを思い出した。


「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」だ!


思い出した思い出したとよろこんでいたら
ぼくの話し相手をしてくれていたお客さん(女性)が
今度ニューヨークに行くのだが、
毎年恒例のロニー・スペクターの
クリスマス・コンサートに行くつもりだというのだ。


う、うらやましくなんかないぞ。


そのコンサートでは
彼女はサンタのコスプレでうたうとも言っていた。


う、う、うらやましくなんかないぞ。


「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」は
64年前後からフィレスのスタッフライターになった
ピート・アンドレオリとヴィンセント・ポンシアの共作。


のちに
アンダース&ポンシアとして知られるようになるふたりの
間違いなく初期の傑作のひとつだ。


フィレスを離れたふたりは
リーバー&ストーラーの設立したレッドバードの門を叩き、
トレードウィンズ名義で
このシングルを発表する。


来月ニューヨークに行くという彼女。
きっとこの曲を思い浮かべたりするだろうか。


この曲を
この季節に
ニューヨークで聴けたらどんなにしあわせか。


うらやましくなんかない……はずない!


4、5回まわってニャンと鳴く その40 松永良平