Carole King キャロル・キング / Wrap Around Joy

Hi-Fi-Record2011-01-07

キャロル・キングのアルバムを
折りに触れて聴きかえすと
思いがけない名曲が隠れていたことに気がつく。
そういうことは少なくない。


何年か前に
ソロでのファースト「ライター」を聴いていて
ラズベリー・ジャム」を発見したときは
相当興奮した。


発見したどころか
その曲はもうずっと昔から
B面の2曲目にあったというのにね。
勝手なもんです。


ナイチンゲール」や「ジャズマン」という
鮮やかな名曲を収めたアルバムという印象が強いこの74年のアルバムにも
そんなキラーなB面2曲目が隠れていて
かつてそれを見つけたときは、
うわー、
こんな可憐な曲があったのか、と
あまりにうれしくてもじもじしてしまったのを思い出す。


それが
「ユー・ジェントル・ミー」。


ジェームス・テイラーとのデュエット・コンサートを終えて
今は彼女はひと息ついているところかと思う。


彼女の知られざる名曲だけを歌うコンサート
なんてのが行なわれるとしたら
どんなことがあっても駆けつけるんだけど。


もちろん
「ユー・ジェントル・ミー」に
ラズベリー・ジャム」に
「ナウ・ザット・エヴリシングス・ビーン・セッド」に
「アイ・ドント・ビリーヴ・イット」に……。


もし一曲だけリクエストが許されるなら
今の気分は
彼女がかつてイーディ・ゴーメに書いた
「エヴリバディ・ゴー・ホーム」を。


ひさびさに
ノー・テーマでブログ書いてみました。


ちなみに
このアルバムがハイファイ・ブログに登場するのは
何と4回目!(松永良平