前園直樹グループの雑誌 / 「うたとことば。」8号

また買付に行ってました。

帰ってきたのはおとつい。
お店に出て来たのは今日。

みなさまのお眼鏡にかなうレコードを
今回も出していけたらと思ってます。
よろしくお願いします。

あ、
夏のテイストも
当然けっこう多めに用意してます。

買付け中に
PCで日本の情報を見ていて
ちょっとあせったニュースがひとつ。

前園直樹グループの雑誌「うたとことば。」8号、発売。

なくなっては困ると思い
ハイファイにメールした。

「ぼくの買う分、一部とっておいてください」

今回は
前園直樹グループの鹿児島公演にあわせて制作されたものらしく、
テーマは「旅」。

「うたとことば。」8号に出てくる旅は
いわゆる旅行ガイドや
旅の思い出帖のような体をまったくなしていない。

だが
読み応えのある本や雑誌に出会うと
意識が現実の時間をふっと離れていく。
それがすでに
旅ということなのかもしれない。

そして
その“表”のテーマも十分すぎるほど充実しているのだが、
今回はさらに
裏テーマとして
コンサートを主宰したミズモトアキラさんが
鹿児島在住の音楽ライター、藤川毅さん（好きな文章を書かれる方です）とはじめた
ローカル発信のすぐれた音楽制作活動「ホーム・グロウン」の
理念と成果の報告も盛り込まれていることもあって、
雑誌としての厚み（情報量）も増した。

読むと旅をしたくなる本と言うより
本そのものが旅をしているような本になっている。

みなさまも
お早めにお求めください。（松永良平）