The Johnny Mann Singers / Daydream
ジョニー・マン・シンガーズは音楽監督のジョニー・マンが率いるクアイア・コーラス・グループ。ジョニー・マンは西海岸で活躍する音楽家、編曲家としてテレビの仕事やレコードの仕事を手掛けていた人物で、シンガーズのレコードも彼の複数の仕事のひとつ。全部で30枚余に登るアルバム作品がある。
珍しいところでチップマンクスが登場した最初のテレビショー、"アルビン・ショー"(1961-62)でセオドア役を演じていた。
ジョニー・マン・シンガーズがソフトロックに接近したアルバムとして、その筋のファンの目が注がれている作品だ。なおジャケに登場する女性は、ドイツ生まれの女優バーバラ・ブーシェ。1964年にハリウッド映画に出演し、80年代の初頭にかけて60本以上に出演した。1967年には、「007 カジノロワイヤル」に出演している。
彼女が売り出しの新進女優だったことから、成り立った仕事だったのかもしれない。アルバムのリリースは1966年だ。
バーブラ・ブーシェは、お色気満点の悩殺タイプ。ネットをちょっと検索すれば、その種の写真をバッチリ拝むことが出来る。となるとアルバム・カバーに反応して女性がレコードを買うとは思えない。恐らく男性向きにマーケティングされていたのだろう。
ってことは、この種の音楽は男性向きだったってことなのか?(大江田信)
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