Keith キース / 98.6/Ain’t Gonna Lie

本日で僕の担当回は最後となります。
"最後だから"と、特に収まりの良い言葉も用意しておりません。
ここはひとつ、スティーヴ・ジョブスの大学卒業の際の伝説のスピーチを皆様と一緒にYoutubeで見たい気分です。

当ブログの僕の当番日。
途中からはもう音楽の話をするわけでなく、ヘンテコな時事ネタありきになってしまっておりました。
しかし、それで良いと思いました。
もちろん僕が浅学であることが主な理由ですが、もう「雑感」そのものでいいのでは、と。

あ、あと、とても遅筆なのもあります（笑）。

今はそれなりに歳を重ねたので言われなくなりましたが、「なんでこんなの聴くようになったの？」と若い頃はよく訊かれました。
ジョブスのスピーチのように人生を振り返ることは、ボリュームがまだまだ足りないのでできませんが、軽いキッカケの話で締めたいと思います。

僕が音楽に、大衆音楽（ポップス）にのめり込んだキッカケ。

それは簡単なキッカケで

「バイト先の先輩からカセットテープをもらった」

でした。

誰しもが体験するようなことです。カセットテープの中身を除けば、いたって普通。生活に差し障ることなんてあるはずがありません。

"レコードの買い過ぎで、人生ヤバい"

親のスネかじりまくる放蕩具合。大学での卒業制作も、就職活動も、据え置きの塩漬け、後回し。
でも、ターンテーブルの皿だけは回ってるっていう。（山田くん座布団お願い）

僕をそんな状態にした罪なカセットテープ。あまりにも罪が深すぎて何だか旧約聖書の厄災の名前でも当てはめたいくらいです。

たしか２曲目にこれが入ってました。

Keith キース / 98.6

「なんだよ！　「98.6」ってよ〜！　甘酸っぺえよ〜！」という感じで聴いてました。
セカンド・アルバムの「Easy As Pie」も似たような曲調で好きです。

そりゃ僕も「遅刻しそう！　パンをかじりながら走っていると、交差点で美女と衝突！　"ディスティニー"感じちゃいましたッ！」というような急転直下の展開を望みますが、何かがはじまるキッカケって、もっと簡単なことのように思います。

特に音楽を聴くキッカケなんてものは、ずっと簡単であればいい。
簡単であって欲しいと願っております。

…と、言いながら心中は「未復刻のあの激レア盤、マジ欲しいぃぃぃいいー！」なんですけどね（笑）

長きにわたり見守っていただきありがとうございました。
危ういところ（誤字・脱字・何らかの欠落）も沢山あったと思います。
たまに「まぁまぁ面白い」などお褒めのお言葉もいただいけたり、その際は誠に恐縮至極でございました。

またどこかでお会いできましたら幸いです。
その際は、もう一度やさしく見守ってください（笑）。

（藤瀬俊）

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