Colin Blunstone コリン・ブランストーン / Never Even Thought

Hi-Fi-Record2012-08-30

夏といえばホラー。


もう夏も終わりに近いのですが、いったい誰がこんな提唱したのか、言い出しっぺを探そうと検索もしましたがちょっとわかりませんでした。
(どなたかご存知でしたら、お教え下さい。)


自分の実感としては、小学校の頃にテレビでやっいてた「世にも奇妙な物語」と、みのもんたさん司会のお昼の番組「おもいっきりテレビ」の怖い話シリーズ、これらの番組が毎年のように夏に特集を組んでやっていた記憶があるので、その摺り込みがどうしてもあります。


"猛暑を吹きとばす、背筋の寒くなるお話"。
そんなので涼しくなっても夜トイレに行けないのでは、全く有り難くありません。
涼むならクーラーやアイスクリームでいいじゃないですか…。


お察しの通り、僕は怖いだけのホラー作品が大嫌いで、和製ホラーの幽霊なんか超ダメ、もう最悪ですが、歩くゾンビだけは好きです。


もうすぐ公開とのことで、ちょっと気になるゾンビ映画
ゾンビ革命ーフアン・オブ・ザ・デッド
予告だけで、ちょっと観たくなりました。
ショーン・オブ・ザ・デッド」(監督はエドガー・ライト)や最近読んだ漫画「女ンビ」(すぎむらしんいち著)のように、終始笑えたらいいのですが。


同じゾンビでも、全力疾走するゾンビ、これはダメです。ゾンビじゃありません! 
始祖であるジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビが走り出したら、足が折れちゃうと思うんだよ」という、もっともなご意見に賛同します。


それにしても、ゾンビ映画といえば、やっぱりガレージ・ロックやロカビリー、メタル、そういう音楽と親和性が高いと思うのです。いわゆるB級映画には嫌になるほど劇中にそういったものが多いのですが、予想通りの音楽で味わえる予定調和的な満足感はとても大事だと思うのです。


ゾンビということでゾンビーズ
駄洒落でいこうと安直に考えたのですが、現在在庫がない模様。
それにゾンビーズだとやや趣向が異なるように思えるのですが、先の「ショーン・オブ・ザ・デッド」ではシカゴの「If you leave me now」が使われたりしていて、割と甘酸っぱい青春ものも滑稽というかシュールで旨く効いているのです。
(アナログ・レコードを選別して投げるシーンは最高)


Colin Blunstone コリン・ブランストーン / Never Even Thought (UK press)


駄洒落以外に理由もできたところで、ゾンビーズのヴォーカル、コリン・ブランストーンのソロ作を選ばせていただきました。
スウィートなシャッフル「Who's That Knocking On My Door」がもう最高なんですが、


ホラー映画、ゾンビ映画として使うなら、タイトルそのままに


「ひぃぃぃ! 誰かがドアをノックしてる!」というシーンで。


ファニーで結構いいのでは、と想像して思いましたが、いかがでしょうか?


ちなみに、もし世界総ゾンビ化してしまうなら、僕が逃げ込むのは「福岡県福岡市カワイイ区」、一択です。
どうせなら可愛いゾンビに囲まれたいですもんね! 
(「カワイイ区」のことをよくわかっておりませんが、そういうことですよね?)


(藤瀬俊)


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