Meri Ellen And Her Cohorts / Hi-Fi Antics

Hi-Fi-Record2013-02-06

都内のとあるレコード店が水谷豊さん主演の「相棒」に出るとの噂を聞いて、これはちょっと見てみたいと思っていたところ、今日それが放送されておりました。


2月14日のバレンタインデー前ということもあって、第14話のタイトルは


「バレンタイン計画」


上のリンクの写真を見て「あっ!」と思った方もいらっしゃるはず。


劇中の重要なシーンで挿入歌として使われたロジャース&ハート作の「マイ・ファニー・バレンタイン」。
誰のバージョンかはわかりませんが、おそらくこの番組のために制作されたものでしょう(たぶん)。


屋上には叩き割られたジャズのレア盤、自己の革命(自由)を謳ったビラが撒かれ、校内放送で流れる「マイ・ファニー・バレンタイン」。


「マイ・ファニー・バレンタイン」の歌詞と、「バレンタイン計画」のストーリーを重ね合わせると…


……なんの共通性も見出せませんでしたが、とにかくバレンタイン繋がりということで。


録画してまだご覧になってないかたもいらっしゃるかもしれませんので、具体的なストーリーは申しませんが、崩壊する家族をテーマにした話で、オチもしんみり涙を誘うものでした。


ストーリーはちょっと置いておいて、とにかく驚いたのは劇中にでてくる小物類。


目に入るレコード、アーティスト名、ポスター、ターンテーブル、歌詞カード、すべて架空のもの!


もちろん目に入らなかったものまではわかりませんが、いやはや、舌を巻きました。


「ルイス・デビットソン、マグナス・ジョーンズ(笑) ジャケもソレ(名盤)風。小道具さんすごい!」
「ジャズのレコード10枚くらいで買取6万円オーバーだなんて、確かにまぁまぁのレア盤(架空のものですが)入ってるかも。」


なんていう感想と共に、家族の崩壊という重いテーマより、目に入るレコードやポスターをつい見てしまっておりました(笑)。


Meri Ellen And Her Cohorts メリ・エレン&ハー・コホーツ / Hi-Fi Antics


ドン・エリオットがゲストで参加した女性がリードをとる混声コーラス・グループによる、キュートでマジカルな「マイ・ファニー・バレンタイン」。
まだ聴いていないひとは是非試聴を。原曲のイメージ裏切るポップで弾けたアレンジにビックリ。
ツンデレな女の子の想いを歌ったような歌詞ですし、こっちのほうが歌詞には合っているような。ジャケットもチョコレートの箱みたいで可愛いですね。


今年のバレンタインネタで、ちょっと面白いものを見かけましたのでご紹介を。


バレンタインデーに向けて各社が凌ぎを削る中、これ以上なく聡明な広告コピーをうったチョコ。それはユーラクの"黒い雷神"こと「ブラックサンダー」でした。


「一目で義理とわかるチョコ」


一本とられました(笑)。こういうセンス、大好きです。


(藤瀬俊)


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