The Kinks / Everybody’s In Show-Biz

Hi-Fi-Record2013-04-14

昔、このブログで
連載っぽいことをかいてました。


覚えていらっしゃるひとはそうはいないかもしれないんですが、
この日からこの日まで
ちょうど200回やってました。


最初は30回くらいと思ってたんですが
やってるうちに妙な意地が出たみたいです。


あのころは
何となくアメリカでレコードを買う若者たちが
お店に戻ってきてる感じだなという気配があって、
ちょうど“RECORD STORE DAY”が
始まったぐらいじゃなかったかという記憶があります。


いまや
“RECORD STORE DAY”は世界的な催しになっていて
関連リリースやイベントの規模も
とても大きくなりました。


実際に
買付で訪れるあたらしいレコード屋さんも
ちらほらと増えてきてます。


ただ
そのいっぽうで
世代交替というか
ながくビジネスをつづけてきた世代のリタイアも
確実にはじまっています。


不況とか世相より
本当に深刻なのはそちらのほうだとぼくは思ってます。


レコード店を切り盛りする人間たちは
ひとりひとりが巨大な図書館みたいな存在なんです。
彼らが持っている
ネットや文献に頼らない
明文化されていない記憶のひだが
じつはこの商売には非常にだいじなんです。


前の連載を終えて
3年ほど経ったこともあって
あたらしくかけそうなこともすこし溜まりました。


なので
またそんな話をここでかいてもよいでしょうか?


以前は
ハイファイのブログは毎日更新でしたので
さくさくと連載も進んだのですが
再開後はなかなか筆も滞りがちで
自分でも気になっていたのです。


タイトルはどうしようかと思ってます。
前につけていた「The Cool School」も気に入ってるんですが
あたらしいほうがいいかなと思ってます。


大好きなキンクスのアルバム
「Everybody's In Show-Biz」の邦題
「この世はすべてショー・ビジネス」にちなんで
「この世はすべてレコードショップ・ビジネス」とか。


長いですかね。


次をかくまで考えておきます。
ではでは
とりあえずごあいさつまで。


松永良平