Martin Denny マーティン・デニー / A Taste Of Hits
じわり、じわりと
現在、何度目かの
マーティン・デニー・リバイバル中。
50年代後半の黄金期はもちろん、
エキゾ色が薄まったと
昔は敬遠していた60年代半ばの作品も
結構いける。
ジャズ・ピアニストとしてのデニー、
優秀なアレンジャーや裏方がそろったレーベルとしてのリバティ、
その両方を味わえることが
わかったからだ。
それはそうと、
3年ほど前に
エキゾ好きの若い知り合いに
「あえて今さらエキゾ専門の雑誌作りたいんですけど」と
相談を受けたことがある。
ハードコアにエキゾを攻めたいという要望を汲んで
「雑誌名は『エキゾB1』がいいんじゃない?」とか
あほなことを言っていた。
エキゾ+地下(チカ)=B1で「エキゾB1」。
アンダーグラウンドという精神も
注入しておいてみた。
でも最近、
その名前じゃだめだと気がついた。
もっといいのが身近にあったよん。
その名も
「デニーズ」!
あの店のロゴ、
よく見れば
「Denny's」になってやんす。
ちなみに、
特集案として
「どこか静かな村(クワイエット・ヴィレッジ)で
実際に『クワイエット・ヴィレッジ』を聴いてみよう」とか
そういう、これまたあほに輪をかけたようなことを
提案していたのだった。(松永良平)