2006-01-01から1年間の記事一覧
パット・ウェッブの名前は、プレステッジよりCharlotte Daniels And Pat Webb名義で発表された同名のアルバムと、本作でしか見たことが無い。その他にどうした活動をしたのか、よくわからない。プレステッジのアルバムでは、相方のシャーロット・ダニエルズ…
レコード屋さんの店頭で学んだことは数多い。ぼくが中学、高校生だった1960年代の日本盤洋楽レコードのライナー・ノーツには、ジャケットの裏に印刷してあるものも多く、それを片っ端から読むことで随分と勉強をさせてもらった。レコードを手にとって眺めて…
エロール・ガーナーの「ジェミニ」は大好きなレコード。 しかし、わからないことがある。 それはご覧の通りのジャケット・アート。 デッサン調の顔面アップは良いとしよう。しましょう。 だが、そのアゴ先に重なる代々木体育館風のオブジェ、 これはどうにも…
ギターがぶらぶら。 こんなジャケットのレコードに 「たんたんたぬきの●●●●が〜」 が入っていたら完璧(どのへんが?)。 そんな風にぶらぶらとアメリカを買付してきました。 決して右往左往してきたわけではなく、 あれもいいな、これもいいねと 目移り激し…
H Jungle with Tの「Wow Wow Tonight〜時には起こせよムーヴメント〜」 が、僕のレゲエ("ジャングル"とも言うらしい)との最初の出会いだった。 はい、そこ! 笑ってはいけません。 僕だってボブ・マーリーやリー・ペリーとか言いたいところです。それかオ…
ギター、マンドリン、バンジョー、フィドルなどのアコースティック楽器を用いた演奏に乗せて、古くからのレパートリーや自作曲を歌うブルーグラス。2ビートの高揚するスインギーなドライヴ感と、濃密なバンド・アンサンブルが特徴的だ。 1940年代から50年代…
昨日、11月23日は日本では「勤労感謝の日」だが、 今年のアメリカでは一年で最大の祝日のひとつ、 サンクスギビング・デイ(感謝祭)であった。 毎年、11月の第四木曜日がこの日に充てられ、 街はひっそりと静まり返る。 この日は日本で言えばお盆と正月が一…
このアルバムを知ったのは、片岡義男さんと安田南さんがパーソナリティを務めていたFM深夜放送「気まぐれ飛行船」がきっかけだ。たぶんボクが大学生の頃、70年代中頃のことだったと思う。 片岡さんがアーチストのことを紹介しながら音楽をかけ、そしてそれに…
1940年代中期、ハワイはホノルルでレコード店を経営していたジョージ・チンが、アメリカ本土に帰る軍人達から記念品として音楽を持ち帰りたいという要請を受けて始めた 49th State Label。ミュージシャンの手配から演奏時のリーダーまでをジョン・カメアアロ…
先日、とある場所で 日本公開前のウィル・フェレルの新作映画 「Talladega Nights : The Ballad Of Ricky Bobby」を見た。 ウィル・フェレルは「サタデー・ナイト・ライヴ」出身のコメディアンでは 今やアダム・サンドラーを追い抜いて人気ナンバー・ワンの…
キーンという名の若いバンドがいるらしい。 一瞬、新しいグループだとは思えなかった。 この70年代のキッズ・グループがリヴァイヴァルしたのだと 思ってしまった。 まあ、そんなわけない。 この天才兄弟はこの時点(1976年)で12歳と13歳。 いくら若くして…
私事で恐縮です。Yさん、ご結婚おめでとうございます。 昨日のパーティ、たのしゅうございました。末永くお幸せに! で、そんな昨晩、パーティから帰ったらテレビで映画をやっていて、ついつい最後まで鑑賞。 「わたしのグランパ」(石原さとみ・菅原文太、…
このところ急に冬めいてきた東京です。朝の冷え込みが、冬がすぐそこまで来ていることを伝えています。 寒くなると思い出す曲。その一は、「Baby It's Cold Outside」。邦題だと「外は寒いよ」となります。 コーラスと掛け合いをするカタチで、もう家に帰ら…
キャロル・キングの曲の中で 「ジャズマン」はかなり好きな部類に入る。 “ジャズ”という言葉が自分にとってまだはるか遠いものだった頃の 気持ちを思い出させてくれる。 今だって、そんなに近くはないけれど。 大学に入った年に 自分もそろそろジャズを聴く…
アメリカに入国するときには、まず移民局の手続きして、それから税関の手続きをする。 移民局(Immigration)の係官の前に立つときは、なんともいえず緊張する。係官によって質問の内容も違うし、対応もずいぶんと違うように感じる。ソフトで優しい人もいれ…
オールディーズ・ファンにその名を知られているドゥーワップ・グループ、ダヴェルズに在籍。1965年に、グループを離れて大ヒット「ワン・ツー・スリー」を放ったことで知られる白人R&Bシンガー。 ポップスのトレンドがシンガー・ソングライターへと動きを見…
このブログで、まだニルソンのことを書いていなかった。 はなはだ不覚だ。 何年前だろう。 たぶん、2000年頃。 「ニルソン・ナイト」というDJイベントをやろう! という話が一瞬盛り上がったことがある。 何をもって盛り上がれるのかまったく不明だったが、 …
エドガー・ジョーンズ&ザ・ジョーンゼズが ハイファイに突然現れた! 彼がその昔、在籍していたステアーズというバンドは 超の字の付くほど時代錯誤な 60s命のフリークアウトなロックバンドで 最高だった。 去年、日本盤が発売になったファースト・ソロも …
先々週号の週間文春の動物行動研究科・竹内久美子さんの連載「ズバリ、答えましょう」(読者の生き物に対する疑問に、竹内さんがお答えになるというもの)がとても興味深い内容だった。 読者の質問は簡単にいうと 「植物は言葉を聞き分ける能力があるか?」 …
先週の末にポール・モーリアが亡くなった。 これでフランスのポップス・オーケストラの著名主宰者たちのうち、二人が亡くなった。フランク・プゥルセルとポール・モーリア。残るはレイモン・ルフェーブルとカラベリということになるが、二人とも残念ながら今…
”In”か”Out”か。 それが問題だった。 ラムゼイ・ルイスの「ジ・イン・クラウド」という曲名を 初めて聴いたのは中学生か高校生か。 たぶん、ラジオで聴いた。 言葉の響きがかっこいいので、 とくに意味は深く考えずに耳に残った。 だが、そのうち、気になっ…
ベルト・ケンプフェルトは、ドイツのポップス・オーケストラのリーダー/アレンジャー。ソロ・トランペットをフィーチャーしたユニークなサウンドで知られている。ちょっと間延びしたような愛嬌のあるエレキ・ベースの音色や、ブラシ・ドラムも彼のサウンド…
車のラジオのスイッチを入れたら、中条きよしの「うそ」が流れてきた。銀座のクラブのママをしていた山口洋子さんが、ホステスさんの相談事をそのまま歌詞にしたものと、アナウンサーが解説を加えていた。 イントロに続いて「折れた煙草の 吸いがらで あなた…
タジ・マハールにインタビューしたとき、 このひとはずっと1930年代のドブロギターを弾いていた。 ぼくもまだライターとして駆け出しの頃だったので ひょっとしてなめられているのだろうか? と 不安になったりしたものだが、 だが、どなたに対しても同じよ…
劇団ひとりがいるなら 楽団ひとりがいてもいいだろう。 だったらぼくはエミット・ローズにその名前をあげる。 何となく顔も似て見えるしね。 あ、これは鏡が歪んでいるのね。 早熟のマルチ・インストゥルメンタリスト、エミット・ローズは このアルバム「ミ…
彼のコメディアンとしての面白さを僕は未だとらえきれていない。 なぜなら英語の聴き取り能力が低いから。このコメディの全貌がつかめません。 http://www.youtube.com/watch?v=hmXhs6uxdFI&mode=related&search= 同シリーズから。マーティン・マルは出演し…
松永クンが自身のブログで書いているように、ハイファイ近くのヤマザキストアが先月末で閉店した。都営住宅の下履き部分が複数の小さな店舗になっていて、その一角で商売をしている店だった。 店にはいると米の粉の香りがして、奥ではいつも精米器の音が聞こ…
ぼくは口笛が吹けない。 どんなに頑張ってみても、 スースー、プープーと息が抜けてゆくだけだ。 NHKでやっていた「みんななかよし」のテーマ曲に出てくるような 「口笛吹いて〜、空き地へ行った〜」経験はないのである。 話は少し変わるが、中学一年のとき …
伝記を読んで、ポール・サイモンのブリルビルディング時代のアーティへの仕打ちを知ってしまったからかもしれないけれども、ぼくにはどこかアーティに肩入れしたい気持ちがある。アーティの歌声にシンパシーを感じる。 どうしてあなたは、こんなに濁り無く歌…
ハロウィンが終わったので、 今日からクリスマス・レコードのコーナーを作成。 ちょっと早まった! と思うくらいのときに買っておかないと、いざ12月になったら買えないかも。 季節のレコードって、そんなもの。 ハロルド・ベターズは ペンシルヴェニア州出…