2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
先週だったか ロレッタ・リンのレコードを品出しした。 オールドファッションな 直球の女性ポップ・カントリー歌手。 こんな酔狂なレコード、 思わず買付してしまったけど、 つねづねこういう市場はないと言われるこの日本で、 おれ以外にもおもしろがってく…
先日、店頭に見えたお客様とロンドンの話になった。イギリスのロンドンである。 学生時代をロンドンで過ごされたという。お話をしているうちに、そういえば僕自身もロンドンに行ったことがあることを思いだした。ロンドンにはこれまでに何回か旅していた。 …
かつてこのアルバムに歌われている作品を、ほとんどカバーしていたことがあった。 相棒もいたし、歌えたのだ。高校の文化祭で歌ったこともあった。クラスの旅行バスのなかで、一部の友人たちからせかされて、相棒と歌ったこともあった。ギター無しで歌うのは…
ハイファイがジャンル分けの用語として用いている言葉の一つに、"ラウンジ"がある。お茶をするホテルのティー・ラウンジや、軽くお酒も飲めて食事も出来るバー・ラウンジ向きの音楽を、"ラウンジ"としてカテゴライズしている。 主として時代は50年代。今日よ…
トッド・ラングレンの スタジオ仕事にまつわる本人や関係者の証言を徹底的に収集し、 ひとりの稀有な音楽家の一代記としてまとめあげた労著 「トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代」(ブルース・インターアクションズ)が 発売前からひそかな話題になっ…
お気付きのかたもいらっしゃるかもしれない。 先週ぐらいから ハイファイで販売中のアルバム紹介の欄に 【収録曲・データ】という項目が出来た。 横を向いている三角形をポチッとクリックすれば 三角形が下を向き(▼)、 曲目やデータが顔を出す。 データと…
ネットを徘徊してると、いろんなトンデモ系の面白い話が落ちております。 そういえば、The Ran-Dells「Martian Hop」を筆頭に、火星および火星人ネタの曲は結構有りますよね。 僕らの体内時計は正確には25時間で、 火星が一回自転するのに25時間、地球は…
レコード会社に勤めていたころのことだ。 日頃お世話になっているラジオ局のプロデューサーの方が、珍しく怒っている。 どうやら、あるタレントさんにダブルブッキングがあったらしい。同じ日の同じ時間に在京のラジオ局二つから、同じタレントさんの声が流…
サウンズ・オーケストラルを初めて聞いたとき、ピアノがジョニー・ピアソンとは知らなかった。ジョニー・ピアソンのことは気になっていたので音源も持っていたのだが、ちょっと聞いただけではサウンズ・オーケストラルのピアノと、ジョニー・ピアソン名義の…
中村とうようさんと、同じバスに乗り合わせたことがある。 かつてあった渋谷発の御茶ノ水行きというバス路線。渋谷駅東口ロータリーをスタートすると青山通りを東に進み、永田町の先で左折して靖国通りの手前で右折。神保町を過ぎて駿河台下を左折して、終点…
ぼくは中村とうようさんには お会いしたことがない。 ライターの仕事をはじめてから ミュージックマガジン編集部にも何度か伺っているが、 結局お見かけする機会もないままになってしまった。 数ある著作や文章で 読むべきものはいくつもあるだろう。 喜寿の…
ジェリー・ラガヴォイが亡くなったという記事を どこで読んだのか つらつら思い出してみると あれは先週の木曜日。 歯医者さんの待合室で 置いてあった新聞をたまたま広げて読んだら 訃報欄にラガヴォイの名前を見つけた。 アメリカ音楽界の超大物には違いな…
富山県高岡市で活動する女性SSW、 たちなみえみさんの新作「Nightingale」が届いた。 前作から一年ほど。 マイペースながらハイペース。 彼女をサポートしている高岡市のレーベル、 雑楽工房の主宰者、石浦さんによると 今もどんどん曲が出来ているらしい。 …
お店にこられた常連のお客さまに「なんか最近面白い漫画あります?」と尋ねられ、 アートや映画に造詣の深い方だし、森薫著「乙嫁語り」あたりが無難かなぁ、と思っていたところ 「この前薦めてもらった「昭和の中坊」(吉本浩二著)最高でした!」との、不…
ザ・バンドのセカンド・アルバム「ザ・バンド」を 品出しするにあたって ひさびさに両面通して聴いてみた。 ファースト・アルバム 「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」が 当時の(現在でも)リスナーに衝撃と謎を与える モコモコの朦朧とした音響だっ…
かつてレコード・コレクターズ誌において連載されていた「ハジレコ」のコーナーで、自分の初レコードのことを書いたことがある。「ハジレコ」とは、「初めて買った&恥ずかしい」レコードと、二つの意味をかけている点でまさに名言と思い込んでいるのだが、…
昨日の続き。 見なくたってすむ場合は、見ないですませる。ぼくが得たのは、それがうまく生き抜くこつだという教訓だった。 そしてまたこれが試験勉強の極意だということを、Oクンから教わった。見ないですむ教科書のページは、見ない。彼ははっきり公言して…
高校のころ、試験がとてもイヤだった。真面目な学生などではなく、それは不真面目な学生だったからだ。毎日の授業が終わると、内容がわかろうとわかるまいと、わかったような気になって、クラブの部室に向かっていた。今晩おさらいしようと思いながら教室を…
ニルソンのRCAでのデビュー・シングルが 「ウィズアウト・ハー」だという事実は ちょっと意外だった。 美しい曲だけど 地味でもあるし、 もっとキャッチーで話題性もある 一曲のなかにビートルズてんこもりカヴァー 「ユー・キャント・ドゥー・ザット」のほ…
昨日の顔ジャケの話を ちょっと補足。 説明されていたシチュエーション、 文章としてはわかっても 絵ヅラとしては ひょっとしたら今ひとつ伝わりにくいかもしれない。 というわけで どんな感じだったかを 自分を実験台にしていろいろ撮影してみた。 まずはこ…
昨日のブログに続くかたちで。 ふと写真に収まるときに、手にするレコード。 以前、ちょっとした企画展があった際に、僕もハイファイ店頭でスナップを撮られたことがありまして、 そのときに何のレコードを手に取ったかというと、 Mitch Ryder / Sings The H…
パティ・スミスの 若き日のスナップショットを集めた本を買った。 一枚 とても印象的な写真があった。 若い彼女が 一枚のレコードをこちらに向けて フレームに収まっている。 そのレコードに 見覚えがあった。 テネシー・ウィリアムス原作、 エリア・カザン…
かつてはあれほど熱心に通ったのに、もう何年もミネソタに行っていない。だからなのか普段は全くと行っていいほど忘れているくせに、こんな季節になるとマイケル・モンローの「Summer Rain」を思い出し、それと一緒に絡まった糸がほぐれるように、いくつかの…
昨日の続き。 こういうサウンドに対して反応する度合いが高くなった。 アメリカからアジアを見ると、日本も韓国も東南アジアも、その国情の違いがよくわからなかった。ましては音楽の違いとなると、解ろうはずも無かっただろう。 ハワイから東南アジアを見る…
このところ興味を持って聴いているのが、外国アーチストが描く【Japan】である。 ウェルナー・ミューラーがリカルド・サントス名で発表したアルバムに収録された「さくらさくら」や、エドムンド・ロスが日本のメロディを扱ったアルバムに収録したサンバ・ア…
今年のアメリカの独立記念日、 ハリウッドボウルでは ホール&オーツが記念ライヴをやったそうだ。 こないだは NHKの番組にも出て 現役ぶりをアピールしていたようだし、 来年は デュオとしてデビューしてから40周年の節目を迎える。 そのデビュー作が この…
買付から帰ってきて いきなり歯が抜けた。 失礼。 正確に言うと 奥歯の詰め物がひとつ取れたのです。 というわけで 昨日は出掛けに歯医者さんに寄ったため すこし遅れて出勤。 買付したレコードをじゃんじゃん出さないといけないのにね。 詰め物がとれた奥歯…
ちょっと前のブログで、The Third Waveの「Stormy」が好きで、という話をしましたが、"Storm"つながりで好きな曲を挙げるならSmokey Robinsonの「Quiet Storm」。 そういえば似たような天災「Typhoon」という単語が曲名に入っているのを全くみかけません。や…
また買付に行ってました。 帰ってきたのはおとつい。 お店に出て来たのは今日。 みなさまのお眼鏡にかなうレコードを 今回も出していけたらと思ってます。 よろしくお願いします。 あ、 夏のテイストも 当然けっこう多めに用意してます。 買付け中に PCで日…
このアルバムの音源は全て聴いたことがあるし、CDは持っているのだが、フランス盤のオリジナルLPを初めて手にした。 クレジットを見ると、「セ・シ・ボン」「バラ色の人生」「優しきフランス」の3曲は息子のパトリック・ヴァゾーリが、そして「リラのワルツ…