Maria Dallas マリア・ダラス / Tumblin’ Down

シアトルのレーベル、Light In The Atticから出たばかりの 「Country Funk 1969-1975」というオムニバス盤を お客さんから教えていただきました。 収録曲を見せていただいたら、 それってつまり、 日本でいうビートの跳ねたスワンプ・ロックの アメリカ的解…

Colin Blunstone コリン・ブランストーン / Never Even Thought

夏といえばホラー。 もう夏も終わりに近いのですが、いったい誰がこんな提唱したのか、言い出しっぺを探そうと検索もしましたがちょっとわかりませんでした。 (どなたかご存知でしたら、お教え下さい。) 自分の実感としては、小学校の頃にテレビでやっいて…

Chet Baker / She Was Too Good To Me 

ハイファイの店頭にミュージシャンの方が見えたときに、お話をするのが好きだ。現場で仕事をしている方達の生の声を聞くことができて、とても楽しい。なんだか申し訳ないなと思いつつ、常日頃、疑問に思っていることや考えていることなどを話題にして、つい…

Rahsaan Roland Kirk / Prepare Thyself To Deal With A Miracle

(ラサーン)ローランド・カークが好きで 家にも結構な数のアルバムがあります。 どの時代のアルバムもそれぞれに好きなところがありますが やっぱり今でもときどき針を乗せるのは 60年代末から70年代前半のアトランティック時代。 この時代のカークの音楽は…

Quincy Jones クインシー・ジョーンズ / Mellow Madness

デュードッ! 少し昔に放送された米国の人気アニメ「サウスパーク」で頻繁に聞かれる言葉だ。 ここ数日、見れなかったシリーズを見直したりしている。 なんで今、サウスパーク!? 特別な理由はなくて、仕事でもなく(あれば是非)、先日の買い付け先で見つ…

Jimmie Haskell and His Orchestra / Teen Love Themes 

夏の定番曲と言えば、「夏の日の恋」。 タタタ/タタタ/タタタ/タタタと始まる三連のリズムと、二拍目と四拍目に入ってくるドラムの響き。そしてほどなく始まるストリングスのメロディ。メロディの隙間を埋めるように聞こえるホルンの音色。全体に軽いエコ…

The Four Preps / The Things We Did Last Summer

突然ですが、本日よりハイファイのブログを再開します。 なぜ? ときかれても 特に理由はなくて。 しいていえば 今日(7月20日)が大江田さんの誕生日だから、とか。 ただし、以前は毎日更新でやっていたのですが 今回からはそれほどきびしい縛りにはしませ…

The Mothers Of Invention / Absolutely Free

ぼくが買付に行くようになって起きた 最初の世界的な事件は ちょうど10年前の9・11だった。 あのとき ぼくはハイファイで働きはじめて間もなく、 ニュースを聞き、 さらにあの崩れ落ちるビルの映像を見て 「あー、これでおれの新しい仕事終わったかも」と正…

Sly And The Family Stone / There’s A Riot Going On

2006年6月9日に このブログ「Voices In Hi-Fi」は始まった。 大江田さんがおとつい書いていたとおり ブログのタイトルは 買付け中の車のなかで ぼくが 「それじゃタイトルは 大江田さんの好きなアニタ・カーのアルバムから 『Voices In Hi-Fi』でいいですよ…

Keith キース / 98.6/Ain’t Gonna Lie

本日で僕の担当回は最後となります。 "最後だから"と、特に収まりの良い言葉も用意しておりません。 ここはひとつ、スティーヴ・ジョブスの大学卒業の際の伝説のスピーチを皆様と一緒にYoutubeで見たい気分です。 当ブログの僕の当番日。 途中からはもう音楽…

Anita Kerr And The French Connection / Same

ファースト・コールという言葉がある。スタジオ・セッションをする際に、最初にスケジュールの空きを問い合わせるミュージシャンのことを言う。 何月何日にレコーディングをする。この音楽だったら、ピアノに誰を呼ぼう、ベースに誰々のスケジュールの空きを…

The Anita Kerr Quartet / We Dig Mancin

アニタ・カーが最初にグラミーを受賞したのは、このアルバムだった。「Best Performance By A Vocal Group」のカテゴリーで栄誉を得ている。 その翌年にも同じカテゴリーで、受賞した。こちらは「A Man And A Woman」のシングル盤の演奏に対して与えられてい…

The Anita Kerr Singers アニタ・カー・シンガーズ / Sounds

アニタ・カーからメールをもらった。 70年前後から80年代にかけて、どのようなメンバーとレコーディングしていたのか、アニタ・カー・シンガーズのメンバー構成を具体的に聞いてみたところ、返事が返ってきた。メンフィスに生まれた彼女はナッシュヴィルでキ…

Dionne Warwick ディオンヌ・ワーウィック / Walk On By (4songs EP)

昨日のブログで この「Voices In Hi-Fi」が終了することを書きました。 「残念です」という意味合いのお声を すくなからずいただきました。 励みになります。 ありがとうございます。 とりあえず 最後までいつものように書きおおせたいと思います。 ぼくの担…

Peter Skellern ピーター・スケラーン / Happy Endings

ハイファイ・レコード・ストアのブログ 「Voices In Hi-Fi」をご愛読いただいているみなさま。 実は 長いあいだ続けてきたこのブログを 今月いっぱいで終了させていただくことにしました。 このことは すこし前に スタッフ全員で話し合って決めました。 2006…

The Modern Folk Quartet / Changes

モダン・フォーク・カルテットこと MFQのこのレコードを 若いころに結構探して買った。 20代半ばくらいの話だから 90年代前半。 ジョン・サイモンが好きで 彼がプロデュースしたサイラス・ファーラーの「アイランズ」を買って、 さらにさかのぼりたくなって …

Brenton Wood / Oogum Boogum Song / I Like The Way You Love Me

昔から「福袋」というものが好きで、見かけたらつい買ってしまいます。 ただの貧乏性かもしれません…。 よく利用するお店だったら、すでに持っているものが入っていたり、"色違い"であったり。特に物は限定しなくても、そんな感じですよね。 「福袋」商戦の…

Gladys Knight And The Pips / Imagination

「夜汽車よジョージアへ」。最高ですね。アメリカの買付中、ラジオで繰り返し流れたこの曲にあまりにハマって、思わず買い付けてしまいました。 コメントにそうあった。 買付け中のラジオ。 ここしばらく買付に出向いていない(といっても半年くらいだけれど…

Roger Williams / Invites You To Dance

「朝もやの渚」のヒットで知られるジョニー・ピアソンが今年の3月20日に85歳で亡くなっていたことを知った。不幸中の幸いというと言葉はあたらないが、その死にあたってイギリス国内の複数のホームページに彼の詳細な履歴や業績が記された。 BBCとともに歩ん…

Chet Atkins チェット・アトキンス / Alone

ホルヘ・モレルというギタリストがいる。アルゼンチン出身で、ニューヨークを拠点に活動した。もともとはクラシック系のギタリストらしいのだが、アメリカではポピュラーをレパートリーにしているアルバムが数枚発売されていて、これを聞いて興味を持った。 …

Herb Alpert And The Tijuana Brass / Going Places

松永です。 ひさびさのブログです。 お察しの通り 買付に行ってました。 日本を発つときは 東京はなんだか涼しい日が続いていて このまま秋になってしまうんじゃないかと思っていましたが 向こうに行ってるあいだに しっかり暑気がぶりかえしていたのでした…

The Dutch Swing College Band / Meets Joe Venuti

落語家さんのマネージャーさんに話を聞いた。それが面白かったもので忘れないうちにここに書いておきたい。 O 師匠に稽古をつけてもらって話を覚えるって聞きますけど、ホントなんですか? A そうです。ただし必ずしも師匠じゃなくて、先輩筋でも良いし、こ…

Russ Morgan And Eddie Wilser / Kitten On The Keys

猫好き犬好きの皆さんはご存じでしょうか? クローンネコ誕生から10年、ペットの「よみがえり」市場は閑散と(AFPBB News) ペットのよみがえり市場。 クローン1匹、800万から。 理論的には人間のクローンも作ることが可能だと言われて久しいですが、ペ…

Kwame Nkrumah クワメ・ンクルマー / Ninth Son, The

某掲示板他で話題になっていた 感激するレベル!「崖の上のポニョ」を外国人たちがアカペラで歌い上げる(動画)(らばQ) 出だしのソロ・ヴォーカルの声量に圧倒されちゃいますが、リズムはアフリカ音楽っぽいですよね。ハイライフ系の。 「Gake No Ue No P…

The Howard Roberts Quartet / Out Of Sight

昨日からどうも女の子ジャケに目が止まるようになってしまって。 今日はこれ。職人肌のギタリストが、時代の気分に呼応して発表したソウル・ジャズ・タイプのロッキンな一枚。 シャツの裾を押さえる女性が、下半身もあわらに立ち姿で映っている。そして影の…

The Johnny Mann Singers / Daydream

ジョニー・マン・シンガーズは音楽監督のジョニー・マンが率いるクアイア・コーラス・グループ。ジョニー・マンは西海岸で活躍する音楽家、編曲家としてテレビの仕事やレコードの仕事を手掛けていた人物で、シンガーズのレコードも彼の複数の仕事のひとつ。…

Peter Gallway / Peter Gallway

"ロック名盤復活シリーズ"という言葉を覚えている方はおられるだろうか。 輸入盤レコード店が都内に出来はじめたころ、もう既に入手難だったレコード、あるいはもうひとつのロックなどと称されていたシンガー・ソングライター・マインドのロックなどのうち、…

Ned Doheny ネッド・ドヒニー / Hard Candy

ネッド・ドヒニーのアルバム「Hard Candy 」に収録された音楽の記憶は、モシェ・ブラカが撮影したネッド・ドヒニーのアルバム・ジャケット写真と一緒になっている。 夏、抜けるように広がる青空、まっすぐに伸びている椰子の木。そして決して太ってはいない…

The Anita Kerr Quartet/ We Dig Mancini

店頭に見えたお客様と雑談する。 今している仕事の一つに、新潟の会社とのやり取りがあって。これがいつ電話してもなかなか連絡が取れない。もう今日は頭に来ちゃって、怒鳴っちゃいそうになったんですけどねえ、留守電のアナウンスのバックに流れる音楽が、…

Nick Lowe ニック・ロウ / Labour of Lust

本日、お越しのお客様にニック・ロウが来日してることを聞きました。 って、ビルボードでライブって明日じゃないですか! 8/10(水)東京 Billoard Live Tokyo 8/11(木)東京 Billoard Live Tokyo 毎回大物アーティストが来ても気づかずに見逃している僕です…